Friends of Ai Weiwei
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艾未未 (がい みみ。中国語の発音:アイ・ウェイウェイ)は中華人民共和国の現代美術家・キュレーター・建築家・文化評論家・社会評論家。中国の現代美術がまだ始まったばかりの1980年代から美術家として活躍し、中国の美術および美術評論を先導して世界各地で活動してきた。一方で、社会運動にも力を入れている。妻は芸術家の路青(ルー・チン、Lu Qing)。
自宅軟禁・拘束 [編集]
2010年11月、北京の自宅において中国当局により軟禁された。艾未未は四川大地震で校舎の下敷きになり児童が死亡したことについて、当局の責任追及をしたり、上海市の人権活動家馮正虎のドキュメンタリー制作に関わっていた。
2011年4月3日、艾未未は香港へ行く予定だったが、北京首都国際空港で出国審査を受けた際に、2名の出国審査官に彼の助手と引き離され、他の場所へ連行された。その後、艾未未の携帯電話の電源は切られ、彼とは連絡が取れなくなった。同時に艾未未のスタジオ付近には15-20名の私服警察が展開し、艾未未のスタジオを捜索し、取り調べを行うため、8名のスタッフを北京市朝陽区南皋出張所へ連行した。一方、艾未未の妻である路青は警察により一人自宅に軟禁状態となった。艾未未のスタジオの入口前後50メートル先には立ち入り禁止区域が設けられ、いかなる人物も車両も近づけなくなった。新浪微博(Sina Microblog)で「艾未未」をキーワードで検索すると、「関連法規および政策に基づき、検索結果は表示しない」と表示される。同時に、新浪は艾未未の拘束関連の内容をすべて遮断した。米国の著名な建築家Lebbeus Woodsは自分のブログで「成都で建設中のわたしのプロジェクトを一時中止する。さらに、艾未未が釈放されるまで中国に関連するすべての建築プロジェクトを一切受けない」という声明を発表した。4月6日の時点では中国の国営メディアは艾未未の拘束は出国手続きの不備によるものとしていたものの、4月7日に中国外務省は艾未未は経済犯として逮捕されたと述べ、後に艾未未のスタジオによる脱税容疑が原因とされた。
2011年4月4日、国際人権救援機構(Amnesty International)アジア太平洋地域責任者サム・ザーリフィ(Sam Zarifi)は、艾未未は「中国ジャスミン革命」についての呼びかけに一切関与しておらず、彼を逮捕する理由は見当たらないと指摘した[29]。路青はAP通信の記者の取材に対し、警察は艾未未がどこにいるのか、なぜ彼を拘束したのか、またどのくらい拘束するつもりなのかについて一切答えなかったと話した[30]。ドイツのギド・ヴェスターヴェレ外相、イギリスのウィリアム・ヘイグ外相、フランス外務省、アメリカ合衆国国務省、CrabClubは、中国当局に艾未未を直ちに釈放するよう求めている。
同年6月22日に保釈となった。報道によると、理由は艾未未が罪状を認めたことや持病を考慮してのこととしているが、前記の批判をかわすためとの観測もされている。
釈放後の6月末、北京市地方税務局は艾未未のスタジオに対して、脱税を理由に1,200万元以上の巨額の追徴金支払いを命じた[34]。艾未未はこれに抗議して裁判所に支払いの取り消しを求めて提訴した。翌2012年6月にようやく裁判が始まったものの、スタジオの代表である妻の路青だけが出廷を許可され艾未未は出廷を拒否されている。